CISの応用 壁面クラック変化検知器 Vol.2

2021.12.28 応用製品

壁面クラック検知器には前回ご紹介した継続して変化を検知する設置タイプの他に、コンクリートにできたひび割れをその場で測定できる計測器タイプもご用意しています。センサーが自動でひび割れ幅を測定するため、クラックスケールを用いた人の目での測定に比べて正確で測定値のばらつきがなく、計測の手間と時間も短縮できます。

設置タイプの概要については前回のコラムでお読みください。

 

使いやすい構造

計測器タイプは、手のひらサイズの持ちやすいスリムな形状です。(図1)本体とセンサー部は1.5mのケーブルで繋がっており、ケーブルの長さはカスタマイズ可能です。センサー部に空いた小窓から、ひび割れを目視で確認しながらの位置決めが可能です。小窓は人差し指で覆い隠せるサイズなので、計測時には計測に影響する外光を簡単に遮ることができます。温湿度の確認や日時設定、キャリブレーションなどを行うボタンは操作性を重視して配置しており、ストレスなく使用することができます。ひび割れ幅や温湿度を表示する表示部にはOLEDを採用し、明るい場所でもクリアな文字表示を実現しました。(図2)単三アルカリ電池での駆動のため、電池を交換することで繰り返し使用が可能です。また、小窓内部にLED照明を搭載しましたのでひび割れが鮮明に見え、測定の位置決めを正確に行うことができます。1分以上操作を行わなかった場合、自動的にスリープモードに入るよう設計し、電力の消費を最小限に抑えています。

(図1)

(図2)

 

 

ひび割れを素早く的確に測定できる仕組み

センサー部をひび割れに軽く押し当てることで、すぐにひび割れ幅を確認することができます。測定データは本体のメモリに500回分保存されますが、USBにてデータをPCへ保存できるためデータの容量不足を心配する必要がありません。PCに読み出すデータは計測結果の他にも温湿度やバッテリー残量など多様で、周囲の環境やモジュールの状態も容易に管理できます。また、コンクリートに発生したひび割れ情報をより正確に把握するため、CIS (Contact Image Sensor)以外にも本体下部にローラーを使用した距離計を組み込み、ひび割れの長さも測定できます。計測位置を確認する小窓には基準線が付いており、ひび割れに基準線を合わせることで正確な測定値を得ることができます。

 

直感的に操作できる本体ソフトとPCアプリ

計測器タイプの壁面クラック検知器は、数回のボタン操作で計測からメモリへのデータ保存ができます。ボタンの数も少なく、誰でもすぐに使いこなすことができます。また、付属のデータ読み出しPCアプリもシンプルで、容易に使えます。

測定の様子

読み出しデータ

 

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