CISの活躍 AOI市場とCIS

2021.08.02 市場紹介

今回も前回に引き続き、AOI市場におけるCISの優位性について実例を交えてお話しします。
AOI(Automated Optical Inspection)とは、自動で対象物を撮影またはスキャンし、重大な欠陥が無いかを検査する方法です。
自動で行うため、人が検査する際に起こりうるミスが大いに軽減できたり、検査員の労力を省けたりします。
工場の生産ラインにおける品質管理を担う、大変重要な工程です。現在は多くの場面でCCDカメラを使用した検査が行われています。CCDカメラでの検査は利点もありますが、欠点もあり、その欠点をカバーできるのがWHECのCISです。
CISとCCDカメラの違いについては、こちらの動画をご覧ください 。(こちらをクリックすると動画サイトに移行します。)

CISの特徴を生かした包装印刷検査

WHECのCIS最大の特徴はコンパクトさです。光源、レンズ、読取部の一体構造で、実際に社内でCCDカメラを使用した検査システムを試作し比較した結果、CISを使用した方が最大で約80%もの省スペースを実現していることがわかりました。そのため取り扱いが容易で、設置作業を簡単に行えます。調整作業も不要で、現場ですぐに使う事ができます。
このように私たちのCISは自由度が高いため、それぞれの対象物に合わせた検査が可能です。
上記の特徴が評価され導入されたお菓子の包装印刷検査についてご紹介します。
検査する項目は主に①包装物の印刷に欠けや擦れがないか②ライン上で搬送される包装物が蛇行せず真っすぐ送られているか③包装に使用できないフィルムのつなぎ目の検出、等です。CISを包装物が乗ったラインに設置し、印刷やフィルムの欠陥、搬送位置を読み取ります。

図のように製造ラインに対して1本のCISで全てを賄えるため、製造工程の邪魔をしません。それだけでなく、取り外しや取り付けを容易に行えるためメンテナンスが行いやすく、ランニングコストも抑えることができます。

WHECはお客様とともに製品を作り上げています。
ぜひ一度お問い合わせください。