CISの活躍 二次電池フィルム検査用
近年、ヨーロッパをはじめ世界各国では省エネと環境に優れた電気自動車の需要が加速しており、そのキー部品である二次電池フィルムの生産工程における安全性確保が急務となっています。このため、マシンビジョンによる検査工程ではより有効なソリューションが求められ、CISの活躍が大きな注目を集めています。
二次電池フィルム検査におけるCISの特長
エリアカメラやラインカメラに比べて、二次電池フィルムなどの表面検査では、CISはコンパクト、取り付けやすい、歪のない1:1の画像読取ができるというメリットがあります。特にカッティング前の工程でWHECのCISは力を発揮します。幅の広い電池フィルムの読取を複雑な組み合わせなしにCIS1本で検査できるからです。
二次電池フィルム検査におけるCISの応用
WHECのCISはモノクロCISとHLU光源でフィルムの欠陥、異物、塗布寸法、ズレなど様々な検査で活躍しています。ここからは実例を挙げて詳しくご紹介します。
・塗布検査:指定エリアに寸法通り塗布できたかどうかを検査します。
未塗布のエリアを見ることにより(図1)、黒い電極材料の塗布面積や欠けがないかを確認します。またCISを上下に設置することで、表だけでなく裏からも同時に検査が可能で、塗布エリアの位置ずれも発見することができます(図2)。
製造ラインの邪魔をしないコンパクト且つ自由度の高いWHECのCISが力を発揮しています。
それだけでなく、私たちのCISは以下のような場面でも大いに活躍できると考えています。
使い方次第で無限の可能性がある、それがWHECのCISです。
・プレス検査:導電材料を薄くかつ均一な厚みでプレスする工程において傷,異物の有無を検査します。
・スリット検査:大きなサイズから小さなサイズに切断するためにカット工程が必要ですが、カット時の寸法ズレを検査します。
その他の応用分野はアパレル検査、太陽電池検査、半導体ウェーハ検査、印刷品検査、ラベル検査などです。
お客様のご要望に合わせたカスタマイズに対応いたしております。
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