CIS活躍の場
どうして銀行のATMやスーパーのレジは、正確に大量のお金を数えられるのだろう。そう考えたことはありませんか?高速で大量のお金を数え分類する、そんな場面でCISは活躍しています。初回はWHECの中核といえる、金融機器市場について導入事例を交えてお話します。
金融機器市場における紙幣・硬貨を扱う難しさ
誰にとっても大切なお金を扱っているのが金融機器です。
お金を扱う上で様々な注意点が有ります。
まず、「偽通貨」の判定の難しさ。近年目で見るだけでは真贋の判定が困難なものも数多くあります。以前の金融機器には真贋判定をする仕組みが備わっていないものも多く、偽通貨が市場に出回ることがありました。
もう一つの問題は通貨のバラエティです。「お金」とひとことで言っても、世界中には100種類以上の通貨が存在し、それぞれ素材、大きさ、厚さはバラバラ。
日本円ひとつ取っても、1円玉から1万円札まで、形や大きさが異なります。
人間が手作業で分類するには、膨大な時間と労力を必要としますし、数え間違いが起こる可能性もあります。
CISを利用した対策
上記の問題を踏まえ登場したのがCIS搭載の金融機器です。
それまでのセンサーとは異なり、CISは画像として通貨や小切手を読み取るので、各国の通貨の識別や真贋判定が可能です。
さらに、紫外線光(UV)や赤外線光(IR)を搭載したCISにより真贋判定の精度を大幅に向上させることができます。
ここからは実際にCISを導入した具体例をご紹介します。
ATM等の金融機器の挿入口に紙幣を挿入するとローラーやベルトにより保管箱まで搬送されます。
その搬送経路の途中にCISが取り付けられ、搬送されてくる紙幣をスキャンします。
スキャンされた画像データにより、真贋、種別、傷汚れ等を判別し、その後の処理を行います。
★CISは構造上小型にできるため、狭い搬送経路に設置するのに向いています。
WHECのCISは金融機器市場以外でも活躍しています。
興味をもっていただけましたか?ぜひ一度お問い合わせください。
お客様に合わせたカスタマイズに対応しています。ともにより価値のある製品を作り出しましょう!