WHECが提供しているCISのインターフェースには、Camera LinkやCoaXPress、10 GigE、USB3.0があります。その中でCoaXPress1.1が最速でしたが、この度CoaXPress2.0に対応したCISが登場しました。この新しいCISは従来よりも大幅にデータ転送速度が向上しており、1枚のボードで最速480m/min (300dpi・Color)の読取が可能です。これにより高解像度かつ高速の検査を必要とするアプリケーションにも対応することができます。

CoaXPress2.0のメリット

・　高速なデータ伝送でCISの読取速度が上がり、高速搬送される対象物の検査も可能になる
・　データ転送速度が向上することにより、さらに高解像度の画像を撮像でき不良品の発見率を上げられる
・　長尺のCISでも接続ケーブルの使用数を減らすことができ、設置の自由度が上がるだけでなく設置コストも下げられる

上記のようにCoaXPress2.0のCISを導入することで検査速度が向上し、生産ライン全体の効率アップを実現できます。

CoaXPress2.0を使用したCIS

印刷検査用途など、特にカラーCISは高速化が求められています。現在WHECでは400mm幅CoaXPress2.0カラーCISの提供を開始しました。CoaXPressの使用経験があればGenICamを同じように使用でき新しい設定なども不要です。また、CISは従来のラインカメラやエリアカメラを使用したシステムに比べてコンパクトですので、設置スペースに制限がある検査環境にも導入可能です。テレセントリックレンズを使用した1:1の歪のない画像が取得でき、現在マシンビジョンで一般的に利用されているカメラシステムを使用する際に起こりうる問題も回避することができます。デモ機の貸出やサンプルをお送りいただき画像取得、またご来所でのデモも行っています。モノクロCISへのCoaXPress2.0対応や読取幅など用途に応じたカスタマイズも可能ですので、詳細はぜひお問合せください。

（注）仕様や外観は変わることがありますので詳細はお問合せください。

WHECはEMVA、JIIA、CMVUの会員として規格に沿った製品を設計製造しています。